Yahoo、Google、Instagram、X(旧Twitter)、最近だと、チャットGDPやThreads、Be Real。
ここ15年で急速に発展した、インターネットやSNSにより、僕たちの生活は間違いなく変わった。
毎日の天気はYahooが分単位で教えてくれるし、道案内をGoogleに頼めば、世界中どこにだって連れて行ってくれる。
LINEをすれば24時間誰とでも会話ができるし、インスタを見れば、その人の私生活の50%くらいは知ることができたりするのだ。
そのようなことが当たり前になり、
上記のようなツールがなかった時代、どのように過ごしていたのか想像すらできない人だっているだろう。
こういった変化は、例外なくファッション業界にも当てはまる事である。
パリから、メディアや紙媒体を通して、トレンドが少しずつ降りてきて、2.3年の時を経て日本のトレンドとなるみたいな正統なルートは、今はほぼ皆無だろう。
そんなことをしなくても、調べたら誰でも情報を手に入れられる時代だからだ。
大きなトレンドは年々少なくなり、インフルエンス力の持った人達が、それぞれ数万〜数十万単位のコミュニティーを作ることが一般的となった。
型にとらわれず、自分で方向を決められる、無数の情報の中から取捨選択できるのだ。
良い時代になったとも思う。
ただ同時にどこか、もどかしい気持ちにもなる。
情報量が多すぎて見たくないものや、見る必要のないものまで目にしている気がする。
情報が整理できないのにどんどん新たな事が入ってくるからパンクするし、匿名な事をいい事に、責任感のない言葉を投げかけ、あることないこと事で人を傷つけたりするのだ。
知らぬが仏とはまさしくこのことだ。
こういう時代だからこそ、もっと真っ白で、ピュアな気持ちを持ってもいいと思う。
旅行に行く時に、観光モデルやご当地グルメを調べて行くのではなく、その場のノリに任せ、出会ったものを大切にするとか、
映画も某評価サイトを覗くのではなく、自分の感情の赴くままに観るとか。
長くなってしまったが、僕たちが新たなブランドを始めるにあたって、皆様には改めて、こういったピュアで真っ白な状態からファッションを楽しんで頂きたい。
NEW BRAND
NAMESAKE
写真は、見慣れないDHLのトラックから送られてきた納品時の写真。
ドメスティックブランドを主に扱う僕達にとっては、海外から送られてくるということ自体が珍しく、柄にもなく写真に納めてしまいました。
もちろんブランドについて聞いたり考えたりはしたが、納品前に必要以上に触れたくなかったので、あえてネットでNAMESAKEと検索はしないでいた。
そんな僕にとって、このダンボールは玉手箱のようで、1つ1つ開けて行くごとに、NAMESAKEの魅力に飲み込まれ、真っ白だったキャンパスがさまざまな色に染まっていく様な感覚だ。
海外ブランドあるあるなのか、1つ1つのアイテムに対する説明はなし。
でもそれがいい。
僕達は、調べたら答えが出る環境にどっぷりと浸かりすぎて、自分で思考するということを怠りがちだと思うから。
ネットの情報に捉われず、もっと自由に思考して感じて欲しい。
まずは袖を通し、真っ白な状態から感覚的に楽しんでもらいたい。
そう思ってしまうほど、インパクトのあるお洋服ばかり。
この写真は、NAMESAKEのInstagramの一文を切り取ったもの。
何気ない文に見えるが、僕達はこの一文を非常に気に入っている。
アメリカ、日本、台湾と様々な国にルーツを持つNAMESAKEならではの表現、というだけでなく、考えさせられる一文だと思う。
どの視線からブランドを見るか。
それによって読み方が変わってくるのだ。
これはネットを調べても出ない、答えのないもの。
ブランドからの問いかけに、袖を通し答えを出してもらいたい。
4/20(Stu.)12:00 START
もう暫し楽しみにお待ちくださいませ。
YUTA
※名古屋店のみの取り扱いとなります。
※オンラインサイトも同時刻より発売開始となります。
以下記載はブランドルックと説明文です。
NAMESAKE
台湾、日本、アメリカにルーツを持ち、3人の息子とその父親のコラボレーションから生まれたブランド。
ブランドのロゴに主眼を置かれることの多いストリートウェアに、ノストラジックな視点を持ち込み、台湾の古い農村のイメージやバスケットボールカルチャー、テクノロジーの要素を現代的なアプローチへ昇華させます。
NAMESAK3と表記される事があるように、まさに家族とのルーツというコンセプトが体現されています。
それは一つの家計だけの小さなコミュニティにとどまらず、伝統的な民族衣装や農村部の作業着など、彼らのテーラリングには台湾の要素が明確にされており、大きなコミュニティを家族とする考え方が見受けられます。
PALETTE art alive
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