こんばんは。
佐子田です。
仕事柄当たり前なのかもしれないけど、若い子と話す事が多いです。
(今年は特に多かった)
色んな子がいます。
十人十色。
話す内容は様々で、各々のファッション観について話しているときが
特に面白いです。
その人が経験してきたもの、見てきたものの違いで
同じアイテムでスタイリングしても違う見え方になる。
これも当たり前なのかもしれないけど、
洋服を売る側の人間として買ってくれた人がどう着こなすか、
販売の仕事の楽しみになっています。
前に買ってくれた洋服を
「どうだ俺の着こなしは。」と我が物顔でお店に来て、
ファッション観について話をして帰る。
そんな素晴らしい日常に、新鮮さとともに懐かしさも感じたり。
LITTLEBIG
2021 Autumn/Winter Collection
Harrington Jacket
このアイテムを見た人はみんなこう言います。
「これLITTLEBIGなんですね。意外です。」と。
確かにLITTLEBIGはテーラードのイメージが強く、
共にシャツやタイ、スラックスがブランドの顔。
こういうチェック柄でカジュアルなジャケットは見た事がなく、
意外性はみんなのみんなの言う通りでもあります。
しかし、
「デザイナーの馬渡氏はイギリスのカルチャーが好きです。」
という情報を知っているとどう見えますか?
きっと知らない場合との印象とは変わるでしょう。
実際にLITTLEBIGが提案するテーラードはブリティッシュ調。
氏からお伺いする好きな音楽の話も、
基本的にUKロックバンドの話が中心。
そんなイギリス好きの馬渡さんが選んだのは、
ハリスツイードのタータンチェック生地。
これもイギリスのカルチャーにまつわるもの。
イギリス・スコットランドにあるハリス島にて作られる
ツイード生地が”ハリスツイード"。
国によって制定法が定められており、
上記の地方の職人によって織られるものだけをそう呼びます。
ブルー、イエロー、レッドの美しい発色もハリスツイードならでは。
生地が厚い為、耐久性があり保温性も兼備しています。
そして何よりも、"Harington Jacket"にLITTLEBIGらしさを感じます。
ハリントンジャケットは、
1960年代、70年代にモッズの間で流行したとされます。
イギリスカルチャーの象徴。
スタイリングはあえて
LITTLEBIGらしさを少し忘れたテイストで。
もちろん、シャツとタイのタイドアップスタイルは
どハマりするでしょう。
皆さんと同い年ぐらいの頃は、好きな服を買いまくっていました。
そんな事があった今だから1つの洋服から感じ取れる意味。
まだまだ勉強中ですがこのジャケットは間違いなく、
LITTLEBIGらしさが詰まっています。
是非チャレンジしてみてください。
LITTLEBIG
今夜もありがとうございました。
明日もお待ちしております。
佐子田
PALETTE art alive
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