デザイナーズブランド × 古着屋 × セレクトショップ

Publié par PALETTEartalive le

     
  
 
   
  
     
  

  
 
 
こんばんは。
 

 
実は名古屋店が10月に5周年を迎えていました。
 
本当はその時に言いたかったけど、
ずっと暖めてきた企画を発表する本日までは言わないでおこうと。
 

 
SUGARHILL
×
LOVERS
×
PALETTE art alive NAGOYA
 
Special Exhibition
 
12/15 (Fri.) ~ 12/17 (Sun.)
 
名古屋のファッションフリークは1度は聞いた事があるであろう
古着屋LOVERSさんと
お馴染み、SUGARHILLとの3社によるイベントを開催致します。
 
ここで少しばかり開催の経緯を。
 
僕が名古屋に来てすぐの頃、
現LOVERSオーナー、ジョージさんと出会いました。
 
お店をオープンされてからも、
僕の下らない話に付き合ってくれる
良き先輩として一緒に呑む機会が多い中、ずっと話していた事がありました。
 
「パレットとLOVERSさんで何か一緒にやりたいです。」
と。
  
ただ、よくあるショップinショップ型のPOP UPは、
僕たちがわざわざやる必要はないと。
 
ジョージさんも同じ気持ちだったのか、
他店のセレクトショップからそういったオファーはあったものの断り続け、
”鎖国状態”ともいえる状況になっていました。
 
セレクトショップ×古着屋。
 
なかなか価値のある企画を見出せずに月日が経ち、
5周年企画について林さんと打ち合わせをしていた時でした。
 
林さんから、
「名古屋でしかできない事をしましょう。
LOVERSさんを絡めて何かしませんか?」
と。
 
林さんとジョージさんの出会いは、
数年前に林さんと名古屋で呑んでいた際にたまたまジョージさんに会い、
ご紹介させて頂いたのがきっかけ。
 
そこから、林さんは名古屋に来られた際に
足繁くLOVERSさんに通っていたそう。
 
少し話は逸れましたが、
その提案をきっかけに、急ピッチに話が進み、
納得のいく最高の形に着地しました。
 
今回の企画開催にあたり、
僕(佐子田)、ジョージさん(河合)、林さん(林)の3人で、
企画について対談したので、是非ご覧ください。
 

 
~ Interview ~
 

(届いたばかりの古着のパッキン) 
 
佐子田)
今回、デザイナーズブランド×古着屋×セレクトショップという、
各社にとって初めての取り組み。
まずは、林さんの思う古着屋の印象を教えてください。
 
林)
現代の日本では様々な古着屋が存在しています。
例えば、量販店に近い規模で複数店舗あるお店やファッションビルの
テナントに入っているお店。
セレクトショップと古着屋が一緒になったお店。
 
そういった新しい業態含め、沢山のお店ができたからこそ、
これからどういう風に深い個性を出していくのかがポイントになる気がします。
 
佐子田)
なるほど。
林さんは東京在住で、
名古屋にお越しの際は時間を見つけてLOVERSさんに立ち寄られているとの事ですが、LOVERSさんの魅力を教えてください。
 
林)
LOVERESさんは、ヨーロッパ古着を軸としており買付も現地。
買い付けてきた洋服1つ1つにストーリーがあり、
売る側の責任として買う側の人達にその情熱を伝えている、
という点にまず魅力を感じます。
更には年代やカテゴリー、ビンテージといったものに捉われず、
河合さんの感性で買付だけでなく、値付けもされているという点にも惹かれます。
 
河)むちゃ照れるわー。(笑)
 

 (LOVERS店内にある謎のオブジェ)
 
佐子田)
店内の内装も定期的に、大きく変えているのも面白いですよね。
しかもDIYで。
 
林)
すごいよね。
お店は雑居ビルの5F、しかも階段のみ。
大須の中でも少し辺鄙な場所にあるのですが、
洋服だけでなく店内の世界観も含めて、
階段登ってでも行ってみたいと思わせるお店作りが素晴らしいと思います。
 

 
佐子田)
河合さんは古着屋オーナー兼バイヤー。
河合さんの視点から見たSUGARHILLというブランドには
どういう魅力がございますか?
 
河合)
まずは”頑固” 、やりたくないことはやらないという
ブレない芯の強さ、がブランドにも現れているという印象です。
今回の企画も、元々話をしていた内容から、
3社でやるべき意味や名古屋だからこそといったテーマを
追究していった結果、この形に着地しました。
 
プロダクトに関しても、
古着をモチーフとしたデザインは様々なブランドで見られますが、
サンプリングするソース、元ネタが面白いと思います。
 
佐子田)
というのは?
 
河合)
1度LOVERSで買ってくれた古着を元に製品化されたものがありまして、、。
 
佐子田)
え?本当ですか!?
初耳です、、
 
河合)
はい。笑
それも、有名なビンテージアイテムとかそういったものではなくて、
80年代の中でも割とチープめなデザインのデニムジャケットでした。
情報としてはフランスの作業着ぐらいで、ただ形が良くて買付てきたもの。刺さる人に刺さってくれたら良いなという感覚で。
 
林)
形良いな~。で買いました。笑
 
河合)
古着屋の僕からしても、「それいくの!?」
みたいなものを選んでSUGARHILLのデザインにする。
”視点に対しては柔軟だけど、モノづくりは妥協しない。”、
そんな姿勢がプロダクトに詰まっていると思います。
 
林)
嬉しいです。笑
ちなみにその商品は22AWで出ている
レザーとヘリンボーン生地で作ったスイングトップです。
 
佐子田)
本当に知らなかったです、、笑
林さんはそういう部分は全然教えてくれなくて、、
確かにファーストインプレッションで、
SUGARHILLらしくないミニマルなデザインだなと思っていました!
 
林)
意識して言わないようにしている、
という訳ではないですが
「誰よりも服を見ているぞ!」という意思表示と、
あとは言わないも魅力かな?と。笑
 
河合)
なるほど。
これは個人的に聞きたい質問なんですが、あのデニムジャケットを買った時には、
製品になったレザーとかヘリンボーンで
作りたいって既に考えていましたか?
 
林)
そこまでは考えてなかったですが、
”素材の転換”や”質量の転換”といった
元ネタに対しての掛け算的なアプローチは
何個か準備していました。
結果的に”素材の転換”によるプロダクトになりましたね。
 
佐子田)
林さんの”デザイン哲学”的なものも
初めて聞いた気がします。 
 
林)
はい。
実際にブルーノ・ムナーリという方の”ファンタジア”という本
『Fantasia (2006/Bruno Munari)』から
影響を受けています。
そこには、先程の”素材の転換”、”質量の転換”以外にも
“機能の転換”、”色彩の転換”、”場所の転換”など
デザインの仕方や手段といったものが言語化されています。
わかりやすく言うと、
HUNTER×HUNTERの念能力が全て解説されている本みたいな。笑
10代の時に初めて見てから、クリエイションに
悩んだりするとヒントを得たり、振り返ったりしています。
 
 

 
佐子田)
こういう話を聞いた上でSUGARHILLのプロダクトを見ると、
更に楽しくなりそうですね。
 

 (別注で使用するテキスタイル)
 
林)
今回の企画もそういった部分からヒントを得て製作致しました。
 
佐子田)
僕なりの今回の企画の意図ですが、
SUGARHILLに限らず、ブランド、古着含めて
別角度の情報から表面的に捉えられて購入されている事が多いなと日々感じていました。
最初はそれでも良いし、仮に、表面的に捉えて購入する事が
恒久的になったとしても悪い訳ではありませんが、
売る側の人間として、この企画を通してファッションを
更に深く楽しんで欲しいなという感情があります。
 
河合)
僕もそれに近い感情があって、
古着屋を営んではいますが、ファッションが大前提です。
新品の方が格好良かったらそれを買うべきだと思います。
新品を買って、着用して、その上で「この古着は新品にはないな。」
だったり「この古着はこの作りでこの価格なんだ。」だったり、
これは逆も然りですが、沢山洋服を知って買ってほしいという
思いでお店をしています。
 

 
林)
この企画の発端はパレットさんとLOVERSさんのお客様が、
両店を行き来しているという事もありご提案させて頂きました。
洋服を作っている立場としても様々な感情があります。
例えば、今回の企画のためにLOVERSさんが買い付けてきた
膨大な古着をピックしてた時に出てきたニットがありました。
そのニットは現代では作れません。
 
理由は様々ですが、
例のニットだけでなく”今は作れない”という古着が沢山あります。
しかし、現代の技術を”応用”すれば作れる可能性が出てきたり、
今までSUGARHILLがやってきたノウハウで実現できるかもしれない。
 
そういう”今は作れない”古着を見極めて、
SUGARHILLを通して世に出していきたいと思っています。
 
~ To be continued ~
 
LOVERSさんが買い付けてきた古着から、新品を作る。

しかもワンオフで。
 
 

そして開催期間は、パレットの店内を空っぽにし、

スペシャルピース、その元ネタの古着を展示します。
 
 

3社によるスペシャルピースについての
対談は12/14(木)にブログにて公開致します。
 

 
明日の夜は、SUGARHILL×PALETTEの別注レザーアイテムの
ブログ公開です。
 
まずは明日をお楽しみに。
 
 
 

佐子田 
 
 
PALETTE art alive 
 
【OSAKA】大阪府大阪市西区南堀江1-19-1
TEL/FAX : 06-6586-9560
 
【NAGOYA】愛知県名古屋市中区栄5-18-5
TEL/FAX : 052-684-7239
 
【FUKUOKA】福岡県福岡市中央区赤坂2-2-45
TEL/FAX : 092-707-0965
 
  
 
 
  
 
 
 
 

      

 

ALL BLOG SUGARHILL メンズ

← Article précédent Article suivant →