春夏、秋冬と
それぞれのシーズンにおける素材遊びは
スタイリングの醍醐味だと思います。
秋冬は、ウールやコーデュロイ、ベルベット、ツイード。
春夏のシーズンは、
レース、リネン、レーヨンといったものが挙げられますが
シルクなんか最高なんじゃないでしょうか。
Urig
2023 Spring/Summer Collection
TUSSAR SILK SKIPPER SHIRT
艶やか且つ滑らかな表情を持つシルク。
パリッとした表情のこちらもシルクだというのだから驚きを隠せません。
Urigデザイナーの師が云うには、
よく目にするシルクの糸を吐き出すカイコは人の手によって管理されており、
同じ餌を与えられている為均一な白い糸を吐き出せるのだとか。
逆にTUSSAR SILKと呼ばれる糸を吐き出すカイコは、
野生が故、木屑や枯葉といったものを食べており、
吐き出す糸も不規則であり色味や手触りも独特なものとなっています。
その為、
生地として使用する際も
それぞれ表情が異なる仕上がりとなっています。
そして、
通常のシルクは高級感や上品なイメージがあるものの、
取り扱い、お手入れも難しいイメージ。
しかしこちらのタッサーシルクは、
原産国のインドではカジュアルに纏われており、
お手入れもガシガシと洗濯されているそう。
シルクを水洗いするという事に抵抗を覚えるかもしれませんが、
使用や洗いを重ね経年変化を楽しめる点は
他のシルクにはない魅力的なポイントです。
シャツの型はスキッパー。
胸元が開いているので、色気ある雰囲気で着こなして頂けます。
スラックスと合わせて上品に合わせて良し、
あえて野暮ったいデニムで合わせるのもありですね。
最後に、野生の蚕糸を紡ぐのは困難の為生産が安定しないそうです。
なので、次回また同じ生地を使用したくても
何年先になるのかわからないとの事。
非常に希少な野暮ったいシルク。
ワイルドカイコちゃん。
この機会に是非。
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Urig
今夜もありがとうございました。
明日もお待ちしております。
佐子田
PALETTE art alive
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