こんばんは。
佐子田です。
本日は土曜日ですが、
特別に名古屋からお送り致します。
本日ご紹介するのは、タイトルの通り
素晴らしいテキスタイルのアイテム。
このタイトルでブログを書くのは、
今度にしようとか思っていたぐらいとっておき。
でも明日発売ですぐに無くなってしまいそうな
予感もしたので先にご紹介致します。
SUGARHILL
2021 Autumn/Winter Collection
WOOL FLOCK COAT
トライバルカモの様な、千鳥柄の様な、
印象的な柄が特徴のコート。
今期イチオシのアイテムでございます。
コートの形はフロックコート。
馴染みのない名前のコートですが、
19世紀中頃から20世紀初頭にかけて着用された礼服。
ビンテージではなく、
アンティークと呼ばれる様な代物がベースとなっています。
まず着眼点に痺れてしまいます。
フロックコートはダブルブレストが基本で、
比較的近年のものはシングルが多いそう。
SUGARHILLは、
大きなラペルを採用し襟元がスッキリ見える様
前合わせはシングルに。
機能性を重視した深いスリット。
表地の力強いテキスタイルとは裏腹に
色気がたんまりと溢れる裏地。
SUGARHILLらしさを感じる
拘り抜かれたディティールはまさにお家芸。
男くさいデニム系のアイテムとは違い、
上品且つ丁寧に仕上げられています。
最後に、
僕が惚れたこのテキスタイルについて。
これは、デザイナー林さんが描いたグラフィックを
生地にしたオリジナルテキスタイル。
千鳥柄を崩したイメージ。
名前は"崩れ千鳥"。
少し話は逸れますが
林さんのディレクションにおいて、
キーマンとなる生地のスペシャリストがいらっしゃいます。
その方とたまたまお会いする機会があり、
この”崩れ千鳥”の秘話を教えて頂きました。
「このグラフィックをウールジャガードで表現したい。」
林さんにそう頼まれたものの、
本当に作る事が出来るのかと、非常に頭を悩ましたそう。
余りにも特殊な柄のうえにウールでのジャガード。
それでもやるしかないという事で、試行錯誤しながら製作を開始。
何度もチャレンジし、
時には理想の柄とは程遠いものもあったと。
そして、あるタイミングで
今回のテキスタイルが完成したと仰っていたのですが、
それは偶然の出来事だったそうです。
完成イメージがあったとはいえ
偶然の産物といえるテキスタイル。
そんな素晴らしいものをバイイングしない訳にはいかないと
思いましたし、僕自身も着たいなと思わされました。
この秋冬のメインにいかがでしょうか。
発売は
10/10 (日) 12:00~
店頭 & EC
同時スタートです。
この機会をお見逃しなく。
今夜も有り難うございました。
明日もお待ちしております。
佐子田
PALETTE art alive
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