歩んだ先の景色なんて、誰も知る由もない。

Publié par PALETTEartalive le

  
 
こんばんは。
 
MINUS藤本です。
 
先日の感動からもう一月も経ってしまったんだ。
未来へと着々と進んでいるんだなぁと思うここ最近です。
PALETTE art alive10周年。
MINUS10周年。
決して平坦では無かった10年間の様々な想いが溢れた一日。
きっとこの先歩みを止めなければ、自分達も想像も出来ないような景色だって見れるんだって思えた一日。
 
 
 
今日は、河村さんのご厚意でBLOGを書かせて頂きました。
PALETTE art aliveに対しての想いや、今回の特別なピースについてお話出来ればと思います。
少し長くなってしまったのですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。
 
 
 
2012年4月7日。
この日から物語が始まります。
PALETTE art aliveがオープンするときの告知画像
オーナーの吉川さん(以後カズ君)とは前職のときに知り合いました。
まだ私はMINUSとは違うブランドのデザイナーをしており、カズ君はお客様であり友人の一人でした。
 
彼と仲良くなってから少し経ち、
「今度、セレクトショップをやろうと思ってるんですよ。」
と伺いました。
 
この頃、大阪のファッションシーンは少し盛り上がりに欠けるところがあり、
私達の同世代での独立で、古着屋を立ち上げようとする方は珍しくなかったのですが、
セレクトショップというリスクの大きい業態に手を出そうとする人は、カズ君くらいでした。
 
 
本当にセンセーショナルな出来事でした。
今だから言える事ですが、無謀だと思っていた方も少なくなかったと思います。
 
 
宣言通り、PALETTE art aliveの冒険のスタートです。
 
 
始まりの場所は、雑居ビルの5階。
仲間達で手作りした、真っ白な空間。
すぐに皆の特別な場所になっていきました。
PALETTE art aliveのオープンしたときのお店の画像
MINUSもPALETTE art aliveのオープンを追って、レーベルの始動を開始します。
minusのブランド再始動の告知画像
-当時の告知-
 
最初のコレクションは、4,5型しかなくて本当にこじんまりしたスタート。
でも確かにブランドとしての一歩を踏み出した日であり、今でも鮮明に覚えている忘れられない一日です。
 
 
 
お互い順調に成長していく事が出来、私も兼ねてより注力したいと願っていたレザーウェアに着手します。
minusの1ST YOROI RIDER'S JACKET 14FW~の画像
1ST
YOROI RIDER'S JACKET
14FW~
 
MINUSのアティチュードを自身の制服に掛け合わせた1着です。
このアイテムから本格的なレザーウェアへの注力が始まります。
そしてこの1着は、ブランドの未来が少し見えたキッカケのアイテムになりました。
minusの18awの2ND JAPANISM ONE STARのアイテム画像
2ND
JAPANISM ONE STAR
18FW~
 
1STはロンジャンらしく、2NDはアメジャンっぽく当時の気分に合わせてデザインしています。
minusの18awのライダースの着用画像
-PALETTE art alive BLOGより-
 
当時入社したての河村さんも着てくれています。
ちょうどこの頃、PALETTE art aliveも雑居ビルから今の路面店に移転することとなります。
少し経って名古屋店もオープン。
私は、この出来事を通して、PALETTE art aliveから勇気をもらったことを覚えています。
 
 
 
実は、このジャケットには私が追い求めるファッションに、祈りを込めた一着でもあります。
 
ファッションというのは、とてもか細く、それでいて力強い。
今本質的にエッジなファッションというのは、とてもニッチなものです。
それでも私は、確実に人々を豊かにするものだと信じています。
感性的豊かに生きるということは、神様から人間に与えられたプレゼント。
謳歌しないのは、勿体ないのです。
 
10周年という一つの区切りに、河村さんからこのジャケットとMINUSで愛用しているレザーパンツを作って欲しいと言われたときは、
心の底から嬉しかったです。
そうして、今回の別注アイテムの企画がスタートしました。
minusのレザーアイテムの企画資料
-企画資料-
 
 
10年間の月日の中で、私達が培ってきたもの。
大事にしてきたもの。
そして、何より着てもらう人たちの相棒となれるようなものを。
 
机に張り付いてデザインするようなデザイナー像を目指していた私。
10年という月日で気付いたことは、手を動かし、生地と向き合い、自ら仕立てるという古典的なデザイナーであるということ。
そして、それを柱に日々ファッションと向き合うことだったようです。
 
MINUSのコンセプトの中にもある、
PAST・PRESENT・FUTURE
デザインや仕立てることで洋服に刻んできた様に着て下さる方の記録媒体として作りました。
出来るだけ手仕事で、出来るだけ普遍的で、出来る限りのアティチュードを。
今回のプロダクトにそんな祈りを込めて、MENPHISとWOODSTOCKと名付けました。
minusとPALETTE art aliveのコラボレーションのlook
鬱屈した日常の雨風をしのぎ、明日への歩みを続けることが出来ますように。
減らした靴底は今よりも素敵な未来への礎であれ、と。
 
 
 
数年後、お客様の手に届いたピースがどうなっているのか今から楽しみです。
ボロボロになっていたり、パッチが付いてたり、
スタッズなんか打ち込まれてたりするんでしょうか。
 
素敵な機会をくれた河村さん本当に有難う。
 
 
隊長
ヒロ君
ヨシマサ君
サコパパ
りんごちゃん
リンちゃん
カツラ君
ハルマキちゃん
そして、
こーきちゃんはじめ歴代スタッフの皆様。
 
末永く続くであろう物語に登場させてくれて有難う。
またあーでもないこーでもないなんて言いながら、楽しいことを一緒に考えていきましょう。
 
 
藤本 透
   
PALETTE art alive 
 
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