We tell you our thought "sex positive" & "love&piece" with our friend "Carne Bollente"

Publié par PALETTEartalive le 03 mai, 2023

先日、4月29日より行なっているCarne BollenteとVIRONのPOPUP SHOP。

秋冬シーズンでコラボレーションする2ブランドの関係性をご紹介するために、たくさんの協力のもと行わせていただきました。

関係者各位、本当に有難うございます。

Carne Bollente(以下、カルネボレンテ)は、パリのファッションブランドとして設立。

ではなく、セックスポジティブをスローガンとし、一見ポップなグラフィックなどで、自身を、周りを幸せにすることの素晴らしさを伝えているアーティスト集団として設立された。

彼らは、彼らの思想をファッションという媒体で表現している魂の戦士だと僕は思っている。

それは例えば、女性の権利のため、同性愛者の権利、トランスジェンダーの権利、ひいては人種まで。全ての人間が平等であるという本来当たり前であるべきことを大きな声で訴えかけているのだ。

さて、今日は僕がこのタイミングでカルネボレンテを始めた理由をお話ししたい。

コロナの脅威に終わりが見えかけていた去年の夏、いや、飽き飽きしていたというべきだろうか。もうこんなものからは解放されるべきだし、おそらく来年には解放されているはず。世界の多くの国では、マスクをしている人なんて少ないし、そこに対して非難的に思う人も少ない。

日本ではマスクをすることが一般的だったが、元々肺に病気を患っていた僕からするとマスクほど辛いものはない。しかし、マスクをしていないとお前は失礼な人間だと揶揄される。

島国の日本。この国の多くの人は、少数派を拒絶する。人間みんながそれぞれ他とは違うのにそのことが表立って分かることが嫌い。日本人の多くはどうしてこうも、凝り固まった考えなのか？なぜ、他とは違う誰かをさげずんでしまうのか？なんでこんな時代に、まだ同性婚が認められない？わかりやすい汚職に中指を立てたいし、立場/権力を使った性的暴行なんてどれだけ素晴らしい人間だからといっても僕は認めることができない。世界に目を向けると戦争が起きている。人種が違えど同じ人間なのに何故争うのか？

いや待て、彼らに対して憐れみを覚えている自分ももはや同等なのか...？

考えれば考えるほどに、人間であることに悲しくなった。ただ隣の人を幸せにすること、多くの人と幸せになることを望んでいるだけなのに、まだまだその力が足りないことに悔しさを感じた。僕は、本気で平和を世界を小さなところから変えていくことを望んでいる。

少し重くなってしまったが、感情の生き物だ。心穏やかなときもあれば病めるときもある。

ちょうどそんなとき、カルネボレンテから展示会のお誘いがきた。そうだ、カルネボレンテがあった。本気の"おふざけ(Silliness)"で自分たちの精神性を届ける同ブランドをパレットというセレクトショップのフィルターを通し、表現することで、僕のマインドセットを共有することが可能ではないのか。多くの人は、これを僕のオ○ニーというのかもしれないが、それでもいい。思想を伝えるということがセレクトショップが作るカルチャーであると思うし、ファッションだと思う。この前の10周年のイベントを行ったときに、世界を変えることを決意したじゃないか。

ファックコロナ、ファックステレオタイプ。

コロナが明けた今、旧時代に取り残されることなく、お店に足繁く通ってくれているみんなと共に歩んでいくことを止めないためにも、僕は取り扱うことに決めた。

ただ取り扱うだけに意味はない。僕たちは、想いを伝えるためにこのブランドを取り扱うのだ。だからこそ、その想いを伝えるために大々的に打ち出すことは必然だった。POPUPを急遽強行させてもらった。

挑戦的なグラフィックやマティスを想起させるもの、70年代のレイヴのフライヤーに使われるようなフォント、ダブルミーニングのスローガンなどのシグネチャーデザインのみならず、ヴィロンをはじめ共鳴しあうコラボレーション相手も多く、毎シーズンの楽しみになっている。

また、地球と生きるために活動する彼らにとって、オーガニックコットンやリサイクルポリエステルを使うことだけでなく、一切の廃棄物を出さないこと、また行動における二酸化炭素の排出量を限りなく少なくすることは自然のためであり、ごく自然のことである。