今日、久しぶりに履いたデニム。
90年代のLevi's501。
この年代に色落ちの良さなんて無く、
履きやすさとこのチープなリペアが気に入っている。
学生時代、オンライン古着屋をやってて、¥1,000くらいで仕入れてたこいつらをVINTAGEだと感じた事はないのだが、
噂によると、最近はVINTAGEの仲間入りを果たしているらしい。
僕の基準では、作りが今とは異なる80年代(いわゆる66モデル)までがVINTAGEの認識なのだが、上の世代の方々に、『66モデルなんて店前のワゴンに売られてた』と言われたこともある。
そう、VINTAGEの基準なんて世代によりけりなのだ。
だが、それらに共通してることと言えば、"良いモノ"であるということだろう。
年代によって認識の違いがあれど、昔の服を "良いモノ"と思える。
それが大切。
"良いモノ"を作り続けたブランドがVINTAGEの基準値となり、
彼らが変化していったデザインの痕跡が、後に〇〇期〇〇モデルと呼ばれることとなる。
ブランドがデニムを作る時、大抵は過去を基準に作るものだ。
もちろん過去をなぞらう事は必要、
でもそれだけじゃダメで、そこに新たなスパイスを加えることができたものだけが、VINTAGEと言われる洋服になるのでは無いのだろうか。
SUGARHILL
2024 Autumun/Winter Collection
FOILED DENIM TROUSERS WIDE CUT
未来のヴィンテージとなるものを作りたい。
そんな林さんの言葉にワクワクを隠しきれなかったのを覚えている。
クリエイターじゃ無いので当たり前なのだが、自分には無い新鮮な感覚だった。
考えてみると、今の気分でしか服を買っていなかった自分が、先の事を考えて服を買うようになったのは、間違いなくSUGARHILLのおかげだと思う。
今シーズンのデニムへのアプローチは"未来のヴィンテージ"
その言葉がぴったりな加工では無いだろうか。
ヴィンテージにリスペクトを払いながらも、新たなデニムとして作られたモダンデニム。
そこに対し、今シーズンはホイル加工、いわば箔が乗っている加工。
ホイルってレアカードとかに施されてるこんなやつ。
男の子なら必ずテンションの上がる特別感のあるキラキラ。
それが男らしいデニムの上に乗っているのだ。
まだ男の子だった時のかっこよさと、男になった時のかっこよさ、その二つが融合された気分だ。
斬新なデザインだが、悪目立ちしている訳じゃなく、本当にいい塩梅。
あたりのついてる部分や、フェードしてるところがわかりやすくて、それ以外はぱっと見だと分からないくらい。
遠目で見た時に感じる、普通とは少し違う違和感が堪らない。
メインはデニムであくまでも隠し味くらいの存在感。
けどその隠し味が全体を引き立ててるものだ。
一生物って言葉はあまり使わないけど、SUGARHILLのアイテムにはついつい言っちゃうセリフ。
何十年か先、VINTAGEと呼ばれることを楽しみに長く大切に履いてもらいたい1本です。
この機会に是非。
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