数年前に東京に住んでいたことがあって、ファッションブランドの旗艦店で働いていたのでルック撮影にも同行させてもらっていて。
撮影には色々な人が関わっているんですが、スタイリストさんが着用していたTシャツに驚いたのを覚えています。
そのTシャツには胸元に男女の絡み合う様子がポップに刺繍されていて、そのワンポイント以外は無地のTシャツだったのですがそのデザインがすごく印象的で。
ずっと見てたわけでも、スタイリストさんにブランド名を尋ねたわけでもないですがPALETTEで取り扱いが始まって実際に商品を見た際にふとフラッシュバックして思い出しました。
本日はそんなブランドのアイテムのご紹介。
少しオーバーサイズのゆとりあるフィッティング。
オーガニックコットンの柔らかな肌触り。
適度に締まりのある袖と首周りのリブ。
まずはシルエットと素材に触れると、綺麗なシルエットで上質な生地のロングTシャツ。
デザインあるなし関係なく、着用するという視点から見た際の点数をつけるとしても高得点な一着。
インナーに肌着やタンクトップなど着用せずとも、気持ちよくご着用いただけます。
そのボディにプラスされるインパクトあるデザイン。
前見頃、両袖にプリントのデザイン。
さらに前見頃のプリントの中には刺繍がプラスされています。
そうそう、この刺繍のデザインが僕があの日撮影で目撃した、少しHな、それでいてポップな刺繍デザイン。
決して精密ではないが、抑えるべきポイントは抑えてパッと見ただけでそれが女性、または男性だとわかる再現性で描かれていて、すごくコミカルで目を惹くデザイン。
このロンTでは、プリントされた女性の上に刺繍で描かれた裸の女性2人が馬乗りになって遊んでいるというデザインに。
下の方に刺繍で描かれた白い犬も躍動感があって可愛い。
正直、どういうメッセージか隠されているのかは聞いていないからわからないけど、女性の肌の色や裸にサングラス、ブーツというファッション、登場人物が女性だけという情報から様々なストーリーの想像ができる点もこのデザインの素敵な所。
僕たちは日々の生活で曖昧にしていい事や、自分の好きに解釈できることって極端に少なくて。
でも、このブランドの作るプロダクトはそこをこちらに委ねてくれる、考える余白を与えてくれている、そんなアイテムが多くて。
ファッションアイテムとしても好きですが、そんなブランドの余裕ある遊び心が個人的には大好きです。
このブランドがモットーとしている言葉は「セックスとおふざけ（＝Sex＆Silliness）」。
性をテーマにすると下品だと感じる人もいると思いますが、このブランドのデザインする性の表現はアートであって、下品なイメージは不思議と湧いてこないのも素敵です。
性別関係なく着用いただける点もポイントなので、よかったら一度、店頭でご着用してみてください。
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最近ユーモアがたりてないなって人は絶対に着るべきです。
ひろき
PALETTE art alive
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