ようやく少し日が長くなり、それと同時に心まで暖めてくれるような柔らかな太陽の日差しが指すようになった今週。
まちにまった、あるブランドの受注会が、週末から行われる。
そういえば、先日の休み、僕は散歩をしていた。1時間弱ゆっくりと歩き、買い物をし終えた帰り道。家の裏にかなり小さな神社があることに気が付いた。
「こんなのあったんだ。」
気付けば惹きつけられるかのように、10段くらいの階段を登り、小さな鳥居をくぐっていた。賽銭箱がない拝殿で鐘を鳴らす。
心穏やかに、気持ちよく過ごしていたあの日出会うために、今まで気づかなかったのかもしれない。
時間は、夕暮れどきだった。参道の脇に並ぶいくつかの木から橙色に変わった太陽の日が溢れる。
黄昏時の心地良い"こもれび"を感じた瞬間だった。
MINUS
2021 Autumn Winter Collection
-KOMOREBI-
Preorder Exhibition
at PALETTE art alive OSAKA
5/14(Fri.)~5/17(Mon.)
「コロナ禍における"オフ"のための"オン"の服というものを念頭に、コレクション製作に励んだ。」
とデザイナー藤本氏。
それは、モールスキンで作られたテーラードだったり、セットアップのスラックスは簡単に洗うことができたり。そもそも、どのアイテムにもワークを感じさせられるようなところから感じることができた。
今シーズンから、約半分いや7割くらいのアイテムがマイナス自身で作成されるのだが、それにより、拘ることができる部分が大幅に増えている。通常1cmのところ約1.2cm幅にきちんと真っ直ぐに"縫われていない"ステッチワークや、ネック部分の刺し子などのブランドのマスターベーションな部分。それと、レングスの調節や話し合いによるダメージの表現などのカスタマーに寄り添ったアイテムの作成の両刀を手に入れることができた。
カスタマーに寄り添い、さらには手仕事の素晴らしさを感じさせる次の企画も今回同時に行うこととなった。
"100YEARS JEANS PROJECT"
と題されたこの企画は、我々だけで行うものではない。
まずは、以下の9つルールを確認いただきたい。
Welcome to this project.(ようこそこの企画へ)
1.Bring your worn down jeans.(履き古したジーンズを持参し)
2.Discuss with us.(私たちと話し合って)
3.Decide how many years ageing.(何年のエイジングをかけるか決めるんだ)
4.Choice technics.(DAMEGED&REPAIRED,SASHIKO)(使用するテクニックを選んで)
5.Write your order seat.(あなたのオーダーシートを書こう)
6.Look forward.(楽しみにして)
7.You do not talk about this project.(この企画については、話すな)
8.Walking towards tomorrow,Arrived the jeans.(ジーンズが届いたら、明日へと歩み出し)
9.And love the people on your side.(そして、あなたの周りの人々を幸せにしろ)
あなたが持ちこむ長年履いたデニム、そして、長年履かれていないデニム、マイナスがあって初めてこの企画は完成する。
もう履かれることがなくなったデニムが、新たなデニムへともう一度生まれ変わる。
その新たなものとは、あなたとマイナスが作り上げるものだ。
どこにどんなダメージを、リペアをいれるか今、この瞬間から楽しみに考えていただきたい。
僕は、この企画に真のサスティナブルを感じる。それは、ものを大切にするということで、今我々が最も大切にしなければならないことの1つではないだろうか。
デザイナー藤本氏には、4日間在廊して頂き、素敵な時間をお作り頂きます。
それでは今週末5/14金曜日より、
どうぞよろしくお願いいたします。
河村伊将
PALETTE art alive
【OSAKA】大阪府大阪市西区南堀江1-19-1
TEL/FAX : 06-6586-9560
【NAGOYA】愛知県名古屋市中区栄5-18-5
TEL/FAX : 052-684-7239
MAIL : info@palette-art-alive.com
ONLINE SHOP : https://palette-art-alive.jp
Instagram【OSAKA】:https://www.instagram.com/palette_a_a
Instagram【NAGOYA】:https://www.instagram.com/palette_a_a_nagoya