半年程前のお話。
その時お店では
あるブランドの受注会が行われていた。
そのブランドはSUGARHILL。
SUGARHILLは、名古屋店がオープンした2018年の秋冬シーズンから取り扱っていて、
毎シーズンお店で受注会を行わせて頂いている特別なブランド。
デザイナーの林さんもその期間に合わせて
半年に1度来店して頂いている。
お店に通ってくれている皆さんならご存知であろう。
受注会期間中は、怒涛の日々で
嵐のように一瞬で過ぎ去る。
21SSの受注会も、一瞬だった。
「忙しすぎたなー。」
最終日、
そんなことを呟きながら淡々と
片付けをこなす。
これも毎シーズン恒例。
しかし、今回は1つだけいつもと違うことがあった。
林さんもその場に居合わせ、
片付けを手伝ってくれていたのだ。
いつもだったら、
最終日には、東京に帰っているので
手伝っていただくことは初めてだった。
片付けを終え、食事に行き、
次の日は、朝から予定があるという事だったので
早めに解散。
このとき、
僕の心中は、なぜかモヤモヤしていた。
このモヤモヤを晴らすべく、
僕は、寝ずにもう一度職場に戻った。
しかし、そのときは、何も解決することなく、違和感は数日間続くのだった。
ある日、店頭オーダーの最終段階を迎え
僕たちは、会議を行なっていた。
「ていうか、そろそろ別注をやらせて頂いたら？」
その一言は、僕の心の靄をフッと消し去ったのだった。
SUGARHILL
2021 Spring/Summer Exclusive Collection
For
PALETTE art alive NAGOYA
SUGARHILLとの初別注アイテムでございます。
冒頭で説明した通り、
取り扱いが始まりこの春夏で6シーズン目。
名古屋店の中でも1,2を争う人気ブランドだと感じています。
名古屋店オープン記念に受注会を行わせて頂いた事。
そして、それ以降の毎シーズンの受注会毎にブランドが大きく成長していることをお客様の声を通し肌で感じていること。
その2つのことが大きく、思い入れは1番あると言っても過言じゃないかも知れません。
だからこそ、敢えて周年などの節目にこそ別注は、
行うべきではないかと思い込んでいる部分がありました。
しかし、それは僕のエゴではないか。
お客様は、楽しみにしているのではないか。
そういう考えに林さんと片付けをしているあの瞬間。
僕は、ふと感じさせられたのです。
なぜジャンプスーツなのか。
これに関しては、
ずっと決めていた事でした。
ある媒体で、林さんのインタビュー記事を読みました。
「ブランドのきっかけとなったアイテムはつなぎです。」
この言葉をみたとき、
SUGARHILLと別注するならつなぎでやろう。
当時の僕は、何もわからなかったが、
いつかの夢としてそんな事を思っていたのでした。
使用している生地は、
21SSコレクションで展開されている
13ozのセルビッジ綿ツイル。
色味は、OFF WHITE。
少し生成りがかったこの色味は
上品な雰囲気を感じることができるだけでなく、
ワークウェアとしての
汚れを味として楽しんで頂くことができます。
その汚れは、着る人のライフスタイルを
投影するでしょう。
発売は、
4/9 (金) 12:00~
店頭、オンラインショップ
同時発売でございます。
尚、このアイテムは、10着限定でございます。
誰の手に渡るのか、今から明日が楽しみで仕方ありません。
最後に、
昨日のよしまさのBLOGを見て頂いた方は
ご存知かとは思いますが、
PALETTE art aliveは9周年を迎えました。
私自身は、入社して4年目。
名古屋からもっとパレットを発信し、
少しでも多くの人達に
パレットに関わって良かったと思って頂ける様、
精進して参りますので引き続き宜しくお願い致します。
佐子田 将史
PALETTE art alive
【OSAKA】大阪府大阪市西区南堀江1-19-1
TEL/FAX : 06-6586-9560
【NAGOYA】愛知県名古屋市中区栄5-18-5
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