FETICO初のショーが開催されると聞いて、
東京まで心躍らせながら飛んで行ったのは2022/08/29の夏のことです。
まだまだ暑い日差しが照りつける中、
全身FETICOの22AWの新作で向かいました。
関係者各位が揃い、順に席へ案内されると何と隣には
MASUデザイナーの後藤愼平さん。
お店の調子やブランドについて語りながらショーを待つことに。
開始時刻より10分ほど時間が過ぎた頃、
暗転と共に大きな音が会場全体に響き渡ります。
そして直線上に付いたライトが微かに道を照らし、ファーストルックが登場。
全身透けたオーガンジーのような素材で包まれたルック。
続いてロングドレスにカーディガンが付属したルック。
何と最初の2ルックで私の目当てのアイテムが出てくるとは思わず、
密かに興奮状態でした。
ショー自体は10分程度でしたが、
ちょうど折り返しにあたる開始して5分頃に登場した白髪の女性がとても記憶に残ったのを今でも覚えています。
真っ赤な唇に全身タイトなエナメルのセットアップ。
女性としての強さが最も現れたルックだったと言えます。
後に調べてみたのですが、この白髪の女性は
1970年代に作家や女優、モデルとして活躍した甲田みやこさんという方。
今回のコレクションの着想源でもあります。
中でもデザイナーである舟山さんは、
"元々鈴木いづみさんの写真集を持っていた。
今回りサーチ中に偶然そのカットに出会ってピンと来た。
今回のコレクションはアジア人にフォーカスを当て強い女性像を作りたかった"と。
確かに今回のショーではアジア人のそれに黒髪の女性が多かったように感じ取れました。
だからこそ鈴木いづみさんに目を奪われるのも無理ないですね。
関係のない話ですが、私が幼い頃から今まで髪色をずっと黒にしてきたのも、
理由は特にはないですがこれが一番自身に似合うと確信があったからです。
そして今現在、FETICOという女性が強くある時代・ファッションの可能性を作り上げているブランドに出会いその洋服たちを身に纏えていることに誇りを感じています。
いつもの自分よりワンランクアップした感覚を持つことができました。
実際ショーを見に行ける立場になったことにも感謝しながらショー会場を後にしました。
↑ショー会場の様子↑
↑デザイナー : 舟山瑛美さん↑
↑鈴木いづみさんが着こなすエナメルのセットアップ↑
そしてFETICO 23SSのコレクションテーマは、
"Admire Your Own Body"
前述したように鈴木いづみから着想を得たコレクション。
自由で開放的な文化が花開いた時代に、音楽や酒、セックス、薬物に溢れた過激な人生を送り、小説執筆にも情熱を注いだ鈴木いづみ。
写真家・荒木との協業で、自らのヌードを含む写真集を出版したことでも知られています。
デザイナーの舟山瑛美は、
"鈴木いづみの写真にはリアルな女性の曲線美が表れていて、彼女がその美しさを見せつけている姿に自己愛を感じた。
挑発的だけど繊細さもあり、ダークだけどピュアな雰囲気のあるギャップも魅力的"
と述べます。
コレクションは、鈴木いづみが生きた1970年代のエッセンスを取り入れ、深いVのカットが印象に残るノーカラージャケットのセットアップは、鈴木いづみが着用していたドレスのカッティングからヒントを得ました。
また"FETICO"らしいランジェリー風のディテールや肌を見せるアイデアにも溢れたコレクション。
以前のコレクションよりも肌を見せる・透けさせる素材を使用した洋服やディテールが多かったです。
いやらしくない、美しい肌の露出です。
"自分自身を魅力的に感じられる装いは、他の誰でもなく自分のためにあること。美しくあろうとする意識を持つ人はそれだけで美しい。自己愛を持って、自由に装いを楽しんで欲しい。"
という思いが込められています。
誰しもいつまでも美しく生きたい、そう思うのは必然であると私自身は感じます。
だからこそFETICOというブランドを一生着続けることこそに意味があると。
少なくと私は一生美しくありたいし美しいと言われる存在でありたいです。
FETICOに挑戦したことのない方にも是非ショーを行ったというスペシャルなシーズンより気にかけていただけたら幸いです。
1stデリバリーは1/25より全国一斉発売。
PALETTE art aliveにて展開するのは
・STRIPE KNIT DRESS
・STRIPE KNIT CARDIGAN
・VELVET BRALETTE
上記3型です。
是非心より楽しみにお待ちくださいませ。
ショーの様子をまだご覧になっていない方はこちらよりご覧いただけます。
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りんご
PALETTE art alive
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